中野いいとこ2
「女の文字の入った美術館はないでしょう。女偏の嫁菜を美術館の名前にと、まず決めたの。踏まれても強く、地味だけど、よく見ると整ったきれいな花です。名もなく、後ろ楯もない人が、展覧会を開けるように美術館をつくりました。権威に媚びず、こつこつと積み重ねている人を支援したい気持ちでいっぱいです」
一生に一度だけの人もあり、定期的に開くグループもあるだろう。
次々と展覧会の企画が決まっているそうだ。展示の方法は、自由にお任せするという。一階、二階と上ってゆく階段の飾り棚まで使える。
猫の形の置き物が開いた扉をおさえている。
その一つが突然動き出した。
近所の猫まで来ているとか。
猫も居心地が良いのだろうか。